こんにちは。1児のママのにこです。二人目の妊娠のとき、愛育クリニックでNIPTを受けました。
一人目妊娠のときは聖路加国際病院でNITPを受けました。その時と比較しながら、NIPTを迷っている人、受けたいけどどこにするか迷っている人の参考になることを書いていければとおもいます。
許可施設だけど35歳以下でもOKです!
無許可施設のHPをみると「許可施設は35歳以上しかNIPTをうけられない」という情報が載っているところがあります。
ですが愛育クリニックでは、35歳以下(年齢問わず)NIPTを受けることができます。また、愛育で出産しない人も受けることができます。
聖路加も年齢問わずNIPTを受けられました。(ただし聖路加で出産する予定の人)。35歳以下はかならず無許可施設という情報は古いです!
予約〜結果までのざっくりとした流れ
- WEB予約
- 事前課題
- カウンセリング&採血
- (メール速報、手紙、電話での結果報告)*有料オプション
- カウンセリング、今後についての相談(面談or電話)
- (主に陽性の場合)羊水検査へ
予約〜結果報告まで約2〜3週間でした。愛育クリニックでNIPTをうけられるのは妊娠9週~17週6日の期間です。(推奨は12週以降)即日予約が取れるものではないので、余裕をもって申し込みができるとベターです。
費用について
私は合計132,200円かかりました。聖路加でNIPTを受けた時は合計で142,560円かかりました(税率8%の時代)。カウンセリング回数は異なりますが、トータルでは若干愛育のほうが安いです。
- 130,000円 検査費用(カウンセリング費用込み)
- 2,200円 結果連絡費用:速報メール+電話+郵送(+2,200円)
初診の方はさらに+3000円かかります。
13万円は安い方です。(十分高いんですけど、、、)相場は、だいたい20万くらいな体感です。
結果連絡費用は、いくつかオプションがあります。
- ①速報メール+電話+郵送(+2,200円)
- ②電話+郵送(+2,200円)
- ③速報メール+来院(+1,100円)
- ④来院(無料)
私は何度もクリニックに行くのが面倒だったので、①を選びました。①を選ぶ人が多いそうです。
この他にも、胎児ドック(同日精密超音波)追加10,000円、心拍チェック:追加2,000円のオプションがあります。
費用はクレジットカードでも支払い可能です。
①愛育クリニックでNIPT、まずはWEB予約
予約はWEBのみ
病院の予約は電話で、というケースが多いですが愛育クリニックのNITPはWEBで予約を行います。
- 愛育病院診察券(あれば)
- スケジュールが確認できるもの(特に今後の妊婦健診の予定)
これらを用意してからいざ予約。事前質問がけっこうあります。答えるのに15分ほどかかるので時間に余裕をもって予約しましょう。
事前質問については後ほど詳しく紹介します。妊娠週数や過去の妊娠経験などを聞かれます。
上記のボタンから、愛育クリニックのNIPTサイトへ飛べます。スクロールしていき「NIPT/新型出生前診断をWEB予約」とあるところをクリックしてください。下線がでていないのでややわかりにくいです。
予約フォームで必要事項を記入
予約フォームにいけたら、「ご利用登録済み」「ご利用登録がまだ」のどちらかを選んで入力をしていきます。
愛育病院、愛育クリニックを利用したことがある人はここで診察券番号を入力します。
ご利用登録がまだの場合の流れ
利用規約をチェックして、登録手続きへと進みます。
メールが立ち上がります。うまくメールが送れない時は「touroku-A00213*atlink.jp」まで空メールを送りましょう。*→@に変更
空メールが無事に送れると「愛育クリニック」から会員登録のメールが届きます。
メールのURLをクリックし、必要事項を入力していきます。診察券がなくても=初診でも申し込みできます。
- (あれば)診察券番号
- 生年月日
- どこで愛育病院をしったかのアンケート
に答えると登録完了。メールが届きます。
メールが届いたらログインして予約にすすみましょう!
ログインし、予約する
「愛育クリニック」の予約ページにログインし、予約します。診察券番号とパスワードが必要になります。
パスワードはメールで届きます。「次回から入力を省略」にチェックを入れておくと楽ですよ。
胎児ドック、心拍チェックはオプションです。迷ったら一番上の「NIPT検査」で予約をとればOKです。
心拍チェックは当日追加もできます。
日程を選びます。先の予定も選べますが、NIPTを受けられるのは妊娠9週~17週6日の期間です。(推奨は12週以降)あまりギリギリにならないようにできるとベターです。
タイミングによっては混雑していて2週間後の予約になることもあります。土曜日は特に混んでます。
けっこうな質問数に答えることになります。15分程度かかるので時間に余裕をもって臨んでください。
質問内容はブログ後半でご紹介します。
不妊治療の有無、流産経験などデリケートな話題もあります。気持ちにも余裕をもって挑めるといいですね。
予約ができるとメールが届きます。おつかれさまでした!
②事前課題を行う
愛育クリニックでは、カウンセリングをよりよいものにするために、NIPTを受ける人に事前課題をお願いしています。
具体的には下記の3つです。
- 約20分の「事前学習動画」を視聴
- クイズに回答
- 同意書に記載
クイズは動画から出題されるので、クイズをときながら動画を見るのがベターです。
動画を見ることでNIPTへの理解が深まります。カウンセリングで聞きたいことも絞れてくるので、特に初めてNIPTを受ける人はじっくりみてみてくださいね。
NIPTの同意書は、基本的にはパートナーのサインも必要です。サインがもらえない場合は後日郵送での提出が必要になります。手間が増えるので事前にサインをもらうようにしたいですね。
聖路加でNIPTを受けた時も勉強動画みました。聖路加では自宅学習ではなく、待合室で病院のPCを使ってみる感じでした。
③カウンセリング&採血
予約当日になったら愛育クリニックへ。初診の方は予約の30分前、それ以外の方は10分前につくようにしましょう。
駅から歩くと坂道です。ちょっと余裕持っていけるとベターですね。
当日の持ち物
- クイズ回答用紙(メモでも可)
- NIPT同意書
- 健康保険証
- 診察券(愛育クリニックと愛育病院の診察券は共通です)
- 外来診療申込書(診察券をお持ちでない方)
- エコー写真や診断書(他クリニックで指摘があった人のみ)
- 不妊治療の説明ができる資料(不妊治療で授かったかたのみ)
- メモ帳、筆記用具(必要な方は)
- 採血をしやすい服装
先述した通り、事前課題があります。自宅での印刷が難しい場合は、答えをメモ帳に書いて持っていってもOKです。
NIPTの同意書は必ずパートナーの方もサインも忘れずに。
初診の方は「外来診療申込書」を。それ以外の方は診察券を持っていきます。
外来診療申込書はクリニックにもあるので最悪忘れても大丈夫ですー
他の産院・クリニックで、なにか指摘を受けた人(首のむくみなど)は、そのエコー写真や診断書を持っていきましょう。また当日も胎児ドック(有料)をオプション追加することをオススメします。
特に指摘なく赤ちゃん元気ですねーって人はエコー写真など不要です。母子手帳は持っていくと安心です!
不妊治療で赤ちゃんを授かった方は、どのような治療をうけたか説明ができるように準備をしましょう。また、原因がわかっている場合はその説明ができるようにしましょう。
メモを取りたい方はその準備も忘れずに。
NIPTは採血をする検査です。腕を出しやすい格好でいきましょう。(よくある採血なのでそこまで身構える必要はありません!)
採血はほんとすぐ終わる、ごくごく普通のやつです!
当日の流れ
- 受付
- 遺伝相談室前で待つ
- 書類提出、カウンセリング
- 結果報告の方法・日時の確認
- 採血室へ移動
- NIPTの採血
- お会計
まずはクリニック1階で受付をします。2階の「遺伝相談室」に行くように言われるので、そこでさらに待ちます。
院内はWi-Fi飛んでないですー。ご承知おきを!
順番が来たら「遺伝相談室」に呼ばれます。そこで30〜60分ほどカウンセリングを受けます。
先生から家族の既往歴などのヒアリングがあったり、こちらからの質問の時間をとってくれます。胎児ドックをするか迷っている人もここで質問してみましょう。
私が2回目のNIPTだったから、ということも大きかったのでしょうが、向こうからの説明はあんまりありませんでした。聖路加のほうが冊子をつかってかなり丁寧に説明をしてくれました。
結果報告をどうするか(メール、郵送、電話、来院)もヒアリングの際に決めます。私は来院が面倒だったのでメール+電話にしました。郵送の場合は住所を封筒に書いたり、電話番号を改めて書いたりする必要があります。
陽性だったときは改めて来院する予定でした。
カウンセリングが終わったら、結果報告の日程を最終確認して、採血へ。採血は普通の腕からとるタイプ。本数は2本だったと思います。採血苦手な方や心配な方は、寝てやれるか相談してもいいでしょう。
最後に1階の受付に戻り、お会計して終わりです。お会計はクレジットカードが使えます。
③結果報告
結果は、速報メール、電話、郵送、来院など自分が選んだ方法できます。
私は速報メール+電話+郵送にしました
速報メールはこんな感じ
タイトルにどーんと「陰性」とはいっています笑 結果には英語も記載されています。
土日を除いた4日間で届きました。他の人も土日を除いた4日後が多いみたいです。
郵送でも書類で届く
郵送を選んだ方は、郵便でも結果が届きます。ポストをまめにチェックしてください。
電話がくる
ドクターから電話がきます。事前に電話をする日時を決めておけます。
「なんだこの番号?」と思わずにすみますね。
なにか疑問があるときは、この電話で相談ができます。
陽性の場合は羊水検査へ
NIPTは精度は高いですが、非確定検査です。検査結果が陽性で、今後の妊娠を迷っている方は羊水検査へと進みます。
検査を受けられるのは16週以降。結果報告の電話、または来院時に予約を取れます。
愛育の場合、羊水検査はNIPTの費用に含まれています。
愛育でNIPTを受けるメリット・デメリット
○:認定施設なので個別カウンセリングがある
NIPTの検査は採血のみでおわる簡単なものです。ですが、その結果次第ではママ・パパに重大な決断をせまる可能性があります。
結果をどう解釈するといいのか、しっかり相談できる専門の認定遺伝カウンセラーがいるので、もしもの時もしっかりと相談することができます。
参考:新型出生前検査(NIPT)は認定施設で受けましょう(PDF)
○:陽性だった時に羊水検査を受けられる
NIPTはかなり精度が高いですが、非確定検査です。NIPTで陽性だった場合、その診断を確定させるため羊水検査に進みます。(陽性でも産む決断をした人はやらなくてOK)
羊水検査は胎児にリスクのある検査で、検査できる施設も限られます。
認定されていないクリニックなどでNIPTを受けることは可能ですが、陽性だったときに羊水検査ができない施設も多いです。もしもの時に冷静に判断するのは難しいもの。検査のその後を考えて施設を選ぶのはとても重要なことです。
NIPTクリニックでは「羊水検査費用負担します!」と宣伝しているところが多いですが、検査をうける病院探しはママ・パパがやらなくちゃいけないところが多いので注意が必要です。
例えば「八重洲セムクリニック・奥野病院」は、いわゆる総合病院ではありませんが、NIPTで陽性だった場合、羊水検査をセムクリニックで受けることができます。
○:1回の来院でOK
愛育ではカウンセリングとNIPT検査(採血)を同じ日に行うことができます。結果もメールや電話で聞くことができます。(1100〜2200円の有料オプションですが)
妊娠中(しかも悪阻がある時期)になんどもお出かけするのはちょっと大変。お仕事をしているとなお調整が必要になりますよね。1回ですむのはありがたいですよね。
聖路加は①カウンセリング ②採血 ③結果報告 の3日必要でした。
○:愛育で出産しなくてもNIPTだけ受けられる
総合病院や大学病院のNIPTは、その施設で健診・出産する人だけが対象になっていることがあります。
ですが愛育は出産する産院をとわずにNIPTを受けることができます。里帰りしたい、近所で産みたいという人にも選択肢になりますね。
○:35歳以下でも受けられる
35歳以下の人は無許可施設でしか受けられないと思っていませんか?愛育は35歳以下でも受けられます。
無許可施設のHPには「許可施設は35歳以上じゃないと受けられない」と記載があることもありますが、愛育では受けられるので安心してください。
年齢制限もありません!35歳以下でもOKです!
△:パートナーの同席ができない
コロナ対策のか観点から、パートナー(夫)のカウンセリング同席ができません。パートナーにも疑問がある場合は、事前にその質問事項をまとめておく必要があります。
なお、LINE通話などをつなぎながらカウンセリングを行うことは可能です。
我が家は2回目で、夫も特に質問がなかったからよかったけれど。これは心配になるかたもいそうですよね、、、
△:カウンセリングは聖路加のほうが丁寧
これは主観も入りますが、カウンセリングは聖路加の方が丁寧でした。愛育は質問すればなんでも答えてくれますが、向こうからのアプローチはやや弱い印象です。
自分でしっかり予習できる。もう心は決まっている、という人には大丈夫だと思いますが、めちゃくちゃ相談したい!なにが不安なのかいまいちわかっていない、という人にはちょっと距離を感じるかもしれません。
動画をみて、聞きたいことを整理してカウンセリングに臨むのがよさそうです。特にどの検査にするか迷っている人は、かならず相談するようにしてください。
ただ聖路加でNIPTを受けるためには、聖路加で出産しないといけないんですよね、、、愛育は丁寧という口コミもあるので人によりけりな部分が大きいです!
愛育でNIPTと胎児ドック受けてきました!NIPTのカウンセリングは30分て聞いてたのに50分丁寧に話してくれました。(質問しまくったとかではなく)胎児ドックも超丁寧に診てくれて、行ってよかったです!
胎児ドック→20〜30分位じっくりと四肢、臓器の異常等診てくれる。
NIPT→じっくりカウンセリング。持病を確認したり家系図を書いたり。事前の動画予習も良かった。採血は一瞬!
△:その場でうけるか決める必要がある
基本的にカウンセリングの直後に、採血にすすみます。「帰って検討したい」「夫と相談してから決めたい」という方は、ちょっと覚悟をきめて挑む必要があります。
持ち帰って検討もできると思いますが、HP上には案内がありませんでした、、
△:性別や3つの染色体以外はわからない
愛育にかぎらず許可施設では3つの染色体しか検査しないところがほとんどです。
こちらも合わせてご覧ください:新型出生前診断(NIPT)
一方、クリニックではその他の染色体の数や性別がわかるところもあります。やや値段はあがりますが、より詳しく知りたい方はクリニックを選ぶ手もあります。
たとえば、セムクリニックなら3つの染色体の他に「致死性の高い染色体異常」「微笑欠失症候群」「性別」を知ることができます。
△:日曜日の検査をおこなっていない
NIPTを検討される方の中には職場に妊娠を伝えていない人も多いのでは。平日何度も休むのは大変ですが、愛育では日曜日のNIPT検査は行っていません。
土曜日には枠があるので、平日お仕事の方はそこをねらって!3週間くらい先の予約になるかもです。。。
できれば日曜日のほうが都合がいい方は「八重洲セムクリニック」なども検討してみてください。
セムクリニックは逆に平日の枠がないんですよね、、、日曜日だけ。
参考:予約時の質問
予約時にはこんな質問があります!けっこう質問数おおいですよね。
- 身長、体重
- 結婚歴
- パートナーの年齢
- 流産経験の有無(ある場合は詳細)
- 子供の有無
- 既往歴
- 現在の病気の有無
- これまでの妊娠・出産経験(染色体異常があればしっかり記載)
- 過去にうけた出生前診断があるか
- その検査はどこで受けたか
- 自身・近親で、染色体・遺伝子疾患のある方はいるか
- 分娩予定日
- 妊婦健診をうけている医療機関名
- 妊娠8週以降か *8週未満の人は予約ができません
- 分娩予定施設
- ヘパリン使用中か。 *使用中の場合は、検査結果に影響があるため主治医に相談が必要。
- 一人か双子か。 *3人以上の場合は電話で相談が必要
- 今回の妊娠で、胎児に関してなにか指摘があったか。(エコーなどの所見で)
- 今回の妊娠で、不妊治療はしたか。その方法はなにか。
- 不妊治療をしている方は、その原因について調べたか。
- 不妊治療はどこの病院でおこなったか。
- 体外/顕微授精の場合はその詳細(タイミング、着床前診断の有無など)
遺伝カウンセリングという特性上、デリケートな話題もふくまれます。時間はもちろんですが、気持ちにも余裕があるときに予約ができるといいですね。
まとめ
- 費用は13万円+オプション
- 基本はWEB予約のみ(三つ子ちゃんは電話相談)
- 検査は3つの染色体のみ(性別はわからない)
- 35歳以下、愛育で出産しない人も受けられる
- カウンセリング当日に検査可能
- 結果はメール、郵送、電話、来院から選べる
- 事前学習動画を見る必要がある
出生前診断、うけるか迷いますよね。どういった流れで受けるのか、愛育クリニックで受けたときの実体験をベースに書いてみました。迷われている方の参考になれば幸いです。
NIPT検査はクリニックでも行えます。ですが個人的には、許可施設で受けることをオススメします。結果次第では大きな決断をしないといけないからです。そのためには事前の情報収集が大切ですし、アフターフォローがしっかりとできる施設で受けることをぜひ検討してください。
とはいえ、近所に許可施設がない、日曜日にかかりたい、どうしても他の染色体も調べたいという方もいらっしゃると思います。その時は、陽性だったときに羊水検査を受けられるか、カウンセリングを受けられるかで施設を選んでみてください。
カウンセリングのとき、ぎりぎりに許可外施設で受けて、羊水検査を受ける場所が見つけられなかった人の話を聞きました。トラブルを避けるためにも、価格も大事ですが、アフターフォローまでしっかりチェックしましょう。
例えば「八重洲セムクリニック」は、羊水検査も可能で、陽性後のカウンセリングもあります。
めっちゃセム推しみたいになっているのですが、それくらいクリニックで羊水検査までできるところが少ないのです、、、
私の体験談が少しでも参考になれば幸いです。
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