こんにちは。1児のママのにこです。あんまりミステリー詳しくないのですが、時々モーレツに読みたくなります。
人から聞いた「クリスマスに読みたいミステリー」を自分のためにまとめました。他にもオススメや、ブログに掲載していい感想などありましたらぜひおしらせください!

本を読む人ならAmazonPrimeへの会員登録がオススメです。
外国の作品
アガサ・クリスティー『ポアロのクリスマス』


聖夜に惨劇は起きた!一族が再会した富豪の屋敷で、偏屈な老当主リーの血みどろの死体が発見される。部屋のドアは中から施錠され、窓も閉ざされているのに、犯人はどうやって侵入したのか?休暇返上で捜査にあたるポアロは被害者の性格に事件の鍵が隠されていると考えるが…クリスマス的趣向に満ちた注目作。
アガサ・クリスティ『クリスマス・プディングの冒険』


英国の楽しい古風なクリスマス。そんな時でもポアロは推理にあけくれていた。外国の王子がある女性によって由緒あるルビーを奪われたので、それを見つけ出してほしいというのだ。女性が潜む屋敷へと赴いたポアロは探偵活動を開始する。表題作をはじめ、短篇の名手クリスティーによる短篇のフルコースを召し上がれ。
コナン・ドイル「青い紅玉」


シャーロック・ホームズ短編集「まだらのひも」に収録されている「青い紅玉」。「青いガーネット」とも訳されている。
クリスマスから2日めの朝である12月27日、退役軍人のピーターソンが、帽子とガチョウをホームズの元に届けてきた。 話を聞けば、ガチョウを担いで歩いていた紳士が、町のチンピラどもに絡まれていたので、助太刀に向かったところ、制服姿の巡査が来たと勘違いして双方とも逃げ去ったという。帽子はともかく、ガチョウは長く保管しておけないので、ホームズはピーターソンに返した。しかし、料理しようとしてガチョウの腹を裂いたら、その中に、青い宝石が入っていたという。
ピエール・ヴェリー「サンタクロース殺人事件」


ここはフランス東部のおもちゃ造りの町モルトフォン。雪の降るクリスマスイヴ、サンタクロースが殺された!死体の衣裳を脱がせてみれば、現れたのは見知らぬよそ者。教会では、聖ニコラの聖遺物が盗まれた。フランス革命時に失われた「黄金の腕」の宝探しがからんでいるらしい。おりしも町の舞踏会に可憐な娘シンデレラが登場したが、おとぎ話とくらべるとどこか変?フランスで愛されつづける「プロスペール・ルピック弁護士」シリーズ中の珠玉の一冊。
エラリイ・クイーン「最後の一撃」


1929年12月、クレイグ邸で行われるクリスマスパーティに招待されたエラリイ。その席にサンタクロースが現れ、パーティに参列した12人にプレゼントを配る。しかしそのサンタの正体を知るものは誰もいない。奇妙な空気が屋敷内に広がり始めた時、図書室で老人が殺されているのが発見される。この老人も正体不明。サンタは一体誰なのか、殺された老人は?プレゼントの意図はーー
シャーロット・マクラウド『にぎやかな眠り』


農業大学があることくらいが特徴の田舎町バラクラヴァに、今年もクリスマスがやってきた。町をあげての盛大な浮かれ騒ぎを見に、人々が大勢押し寄せる季節が。毎年の喧噪に業を煮やした大学教授のシャンディは、自らも派手なイルミネーションを設置して妨害を試みるが、それが事件を招いてしまう。留守中の自宅で、友人の妻が変死していたのだ! アガサ賞生涯功労賞作家が贈る、万人に愛された傑作ミステリ〈シャンディ教授〉シリーズ第1作!
ジェームズ・ヤッフェ『ママのクリスマス』


いかにクリスマスだとはいえ、連日深夜までお祭り騒ぎをしてもよい、ということはないだろう。教会の騒音に悩む老夫婦は困り果て、ラビの勧めに従って、デイヴたちのところへ相談にやってきた。これが謎のダイイング・メッセージとユダヤ人差別を巡る難事件の幕開けだったのだ! 黄金時代を思わせるママの鮮やかな名推理!



NYの元刑事である主人公。そのマッマがびしばし事件を解決していくお話です。
日本のミステリー作品
有栖川有栖「46番目の密室」
日本のディクスン・カーと称され、45に及ぶ密室トリックを発表してきた推理小説の大家、真壁聖一。クリスマス、北軽井沢にある彼の別荘に招待された客たちは、作家の無残な姿を目の当たりにする。彼は自らの46番目のトリックで殺されたのか――。有栖川作品の中核を成す傑作「火村シリーズ」第1作。



火村とアリスのバディが誕生した記念すべき一冊。テンポよく読める有栖川有栖のミステリーです。
有栖川有栖『切り裂きジャックを待ちながら』
有栖川有栖の短編集『ペルシャ猫の謎』に収録されている『切り裂きジャックを待ちながら』。
劇団の看板女優が誘拐され、身代金を要求するビデオが届いた。鬼気迫る映像が映し出されていたが、座長以下の複数名は「女優の演技」として斬り捨てる。事情が消化しきれないまま、本番に向けた最後のゲネプロが行われるのだが、その舞台のツリーには、出番を早々に間違えたかのように、その女優の遺体がぶら下がっていた。
多くの矛盾点を抱えたこの事件を、火村は、どう推理するか?



先述の「火村シリーズ」のひとつ。猫がテーマにつながる短編集。読後感が他の火村シリーズとことなるんだとか。他シリーズをよんでからぜひ!
北村薫『空飛ぶ馬』
女子大生の「私」と噺家である春桜亭円紫さんの日常系ミステリ。シリーズ始まりの第一巻。



人が死なないミステリー。短編集なので読みやすく、人間の心の機微も描かれ、ヒューマンドラマらしさもあります。
若竹七海『サンタクロースのせいにしよう』
築25年の一戸建て。料理さえ作れば家賃はただ。そんないい話を見逃す手はない。こうして私は変わり者の銀子さんの家に居候することになったのだが、珍事件が次々と……。
辻村深月『名前探しの放課後』
依田いつかが最初に感じた違和感は撤去されたはずの看板だった。「俺、もしかして過去に戻された?」動揺する中で浮かぶ1つの記憶。いつかは高校のクラスメートの坂崎あすなに相談を持ちかける。「今から俺たちの同級生が自殺する。でもそれが誰なのか思い出せないんだ」2人はその「誰か」を探し始める。



学園ミステリー。登場人物にそれぞれ悩みや葛藤がある、爽やかな青春小説でもあります。
京極夏彦『死ねばいいのに』
死んだ女のことを教えてくれないか。三箇月前、自宅マンションで何者かによって殺された鹿島亜佐美。突如現れた無礼な男が、彼女のことを私に尋ねる。私は彼女の何を知っていたというのだろう。交わらない会話の先に浮かび上がるのは、人とは思えぬほどの心の昏(くら)がり。極上のベストセラー。
島田荘司『数字錠』
島田荘司の推理小説のシリーズ、御手洗潔シリーズ。その「御手洗潔の挨拶」に所収。御手洗シリーズファンが「1番好き」とあげることもある本作。
島田荘司『セント・ニコラスのダイヤモンドの靴』





島田先生の作品では『SIVAD SELIM』『斜め屋敷の犯罪』などもクリスマスらしいです!
笠原卓『仮面の祝祭2/3』
商店街で雇った三人のサンタクロース。その内の二人には問題となる時刻に確かなアリバイがあった。だが、当日に限って三人の女子大生とも化粧が濃く、その二人が誰と誰なのかは識別できない。三人の内のどの二人にアリバイがあり、誰にないのか? 続いて起こる第二の殺人。動機の見出せない連続殺人に、捜査陣の苦渋は深くなり……!?
柄刀一『シクラメンと見えない密室』



戦前の作品。優しさと切なさがあるミステリーです。江戸川乱歩がお好きなら。
飛鳥部勝則「殉教カテリナ車輪」
憑かれたように描き続け、やがて自殺を遂げた画家・東条寺桂。彼が遺した二枚の絵、《殉教》《車輪》に込められた主題とは何だったのか? 彼に興味を持って調べ始めた学芸員の前に現れたのは、二十年前の聖夜に起きた二重密室殺人の謎だった――緻密な構成に加え、図像学の導入という新鮮な着想が話題を呼んだ、第九回鮎川哲也賞受賞作。
おわりに
人から聞いた「クリスマスに読みたいミステリー」を自分のためにまとめました。読みたい本はありましたか?もう中古でしか手に入らない本も多かったです。図書館だとある場合もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。


コメント