初めての妊娠、久しぶりの出産。不安なことも多いですよね。新型コロナウイルスにより立ち合い・面会の制限があり、事前準備をしっかりしなくてはと思っている人も多いでしょう。この記事は、帝王切開の入院〜出産、産後〜退院までに必要なものとあると便利なものを紹介しています。
まずは箇条書きで紹介し、その後必要な理由や補足を紹介していきます。病院や人によっては不要なものもありますよ。
帝王切開、入院から出産までで必要なもの
- 母子手帳
- 保険証
- 診察券
- 帝王切開分娩の同意書
- バースプラン、聴覚検査受診票などの必要書類
- 筆記具、印鑑、ファイル
- スマホ、WiFiルーター
- 充電器
- 延長コード
- ペットボトル
- キャップ付きストロー
- パウチタイプのゼリー ※許可されている場合のみ
- 財布(ICカード、現金など)
- 鍵
- メガネ
- ヘアゴム
母子手帳、保険証、診察券などを忘れないようにしましょう。また、同意書やバースプランなど病院から提出を求められている書類に抜け漏れがないか確認しましょう。書けるところはあらかじめ書いておき、書き忘れがあったときに書けるよう筆記具も持っていきましょう。産後にもらう書類もあるのでクリアファイルがあると安心です。
水分補給がOKの場合は、ペットボトルとキャップ付きのストローを持っていくと便利です。帝王切開は麻酔を使うため絶食になることが多いです。水分やゼリーなども決められたもの以外NGの場合があるので病院の指示に必ず従ってください。
財布、鍵など家に帰る時に必要な貴重品も忘れないようにしましょう。何日も前から鞄に入れておくのが現実的じゃない場合は、直前に鞄にいれるものをメモして鞄に貼っておくと良いでしょう。
コンタクト、ネイル、ピアスなどのアクセサリーを外しておく指示をされている場合は、入院先で無くさないようにあらかじめ外しておきましょう。普段コンタクトの人は眼鏡を忘れずに準備しておきましょう。
産後は寝たり起きたりの繰り返しなので事前に眼鏡を用意しておくことをお勧めします。JINSのエアーフレーム/ヒンジレス【JINSオンラインショップ】がめっちゃオススメです!軽い!子どもが曲げてもちゃんともどる!最高です!
あると便利なもの
- ハンディ扇風機、うちわ
- S字フック
- トートバック(肩掛けできるもの)
- フック付きカゴ
- リップのど飴
- 本など暇つぶし
- 長いイヤホン(TVを見る場合)
- アロマ などいい香りのするもの
- セルフィー棒、スマホクリップなど
ケータイなど手元に置いておきたいものは、トートバッグにまとめてS字フックでベッドの柵にかけておくと便利です。S字フックは小さすぎるとベッドの柵にかけられないので大きめのものを。トートバッグは肩にかけられるものを選んでおくと、産後移動する時に両手が使えて便利です(廊下の手すり伝いで歩いたりするので…)
トートバックではなく、百均で売っているフック付きのカゴも便利です。自分にとってどちらが使いやすいか検討雨してみてくださいね。
コロナ禍で立ち合いができない、人数が絞られている人も多いですよね。そんなときにはセルフィー棒やスマホクリップがあると便利です。陣痛が辛い時にスマホを持ちながらテレビ電話は大変なもの。百均にも売っているので使いやすいものを探してみてください。
計画帝王切開で前泊をする場合、意外と暇になります。出産にそなえて眠れる時に眠っておいた方がいいですが、スマホや本などリラックスして暇つぶしできるものがあれば持っていってもいいでしょう。
産後、母子同室の場合は本当に暇がありません。すきあらば寝たい!となります。なので、産後の暇つぶしはなくても大丈夫です。
病院でWiFiが飛んでいるかも確認しましょう。WiFiがない場合は1ヶ月だけ契約プランでギガを増やしたり、短期間で借りられるレンタルWiFiを検討しても良いでしょう。
▼1日からレンタルOK!データ利用無制限。1日約500円
▼バナーは海外ですが国内プランもあります!1日5G、440円。
WiFi飛んでる病院が多いのでまずは確認を。モバイルWiFiは2年縛りのものが多いので、割高にみえても短期で借りられるものを探しましょう。
相部屋でTVを見るときは長いイヤホンがあるといいでしょう。延長するコードを売っているので、使い慣れたイヤホンと一緒に持っていくと便利です。百均にもありますよ。
産後、赤ちゃんに必要なもの
- おむつ
- おしりふき
- ガーゼ
- ベビー爪切り
- 肌着、退院着
- おくるみ
- チャイルドシート
おむつ、おしりふき、ガーゼ、入院中の肌着・ベビー服は産院で用意していることが多いです。かさばるものなので、自分で用意するか否かをあらかじめ確認したいですね。
赤ちゃんはすごい勢いで爪が伸びます。爪切りをもっていくと安心です。
個人的には電動ヤスリがオススメです。不器用な人、ハサミが不安な人はぜひ。
産後、自分に必要なもの
- 薄手パジャマ(ネグリジェ/3~4枚)
- 腰が隠れる長さのカーデガン
- 産褥パッド
- 夜用ナプキン
- 産褥ショーツ
- 下着(ぶかぶかで古いやつでOK)
- 母乳パッド
- 授乳用ブラ
- アメニティ(シャンプー、リンス、歯ブラシ、ヘアゴムなど)
- フェイスタオル、バスタオル
- スリッパ
- 着圧ソックス
- ボールペン、クリアファイル、ハンコ
- マスク
- 退院時の服、靴下
- 退院時のメイク
産院は赤ちゃんにあわせて温かいことが多いです。なのでパジャマは薄手のものがオススメです。沐浴指導で袖が濡れてしまうので(季節にもよりますが)半袖のタイプを選ぶのも良いでしょう。産後はおっぱいのケアをしてもらうことが多いです。前空きがオススメです。
そして、帝王切開が予定されている方はズボンを履かなくても大丈夫なネグリジェタイプをオススメします。産後は痛みがつよく、ベッドから起き上がるのすら大変です。悪露で定期的にナプキン交換してもらったり、トイレや診察のたびにズボンを脱ぐのは一苦労。セットでズボンを買っておくと産前産後に便利ですが、そのときも上は必ず長い丈のものにしましょう。
産後はすぐお腹の大きさが戻りません。お腹の大きなマタニティ期からつかえるゆったりとしたパジャマがオススメです。
産後は下半身から血がでます。そのために産褥パッドをつけるのですが、ずれてしまうこともあります。もしものときにさっと隠せるように、カーディガンは腰が隠れる長さがオススメです。産院は暖かいですが、産後の体調はかわりやすいので温度調節できるものを持っていきましょう。
産褥パッド、夜用ナプキンを用意しましょう。産褥パッドは用意してくれる産院が多いのですが、入院が長引くと使いきってしまうので予備をもっておくと安心です。出血はだんだん落ち着いてくるので、普段使い慣れている夜用ナプキンがあればそれを持っていくのがよいでしょう。
産後、私自身は元気だったのですが、子どもに黄疸がでてしまい退院がのびました。予備を持って行ってなかったら危なかったです。病院の売店やコンビニで売っているかを確認しておいてもよいでしょう。
産褥ショーツとは産後に特化した「股の部分がパカッとひらくショーツ」です。マジックテープなどでパカッと開くので、ナプキンを変えたり、診察をするときにパンツを脱がずにすむというものです。短期間しか使わないのでちょっともったいない気もしますが、先生・助産師さんのためにも用意するようにしましょう。
帝王切開のときは、傷口にゴムが当たらないように股上が深めのショーツがオススメです。(お腹の部分がガバッと開く帝王切開用の産褥ショーツもあるのですが、マジックテープがゴワゴワすると口コミが良くないのでオススメしにくいです…)3枚あると安心です。
入院中パンツが足りなくならないように、はきふるしたゆるゆるのパンツがあれば持っていきましょう。
産後すぐは自力で腰をあげるのすら辛いので、産褥ショーツにたすけられました。入院後半はゆるゆるパンツを履いて、何枚か捨てて帰りました。
母乳パッドは使う人も、使わない人もいます。こればかりは体質なので産んでみないとわかりません。大量買いは避けることが望ましいでしょう。
フェイスタオル、バスタオルは産院で貸し出しているところも多いです。もっていくとかさばるのでレンタルの有無を予め確認することをオススメします。
うっかり忘れがちなのが退院時の服です。お腹に負担がかからず(産院から家までが遠い場合は)授乳できる服がオススメです。退院時に赤ちゃんと写真を撮る人も多いと思います。リラックスできて、ちょっと綺麗目な服があるといいですね。
産後、あると良いもの
- マジックハンド
- スマホストラップ
- 箱ティッシュ/ぶら下がるケース
- のどぬーる濡れマスク
- 加湿器
- 保湿クリーム、リップ、フェイスパック、ハンドクリーム
- 爪磨き、爪切り、鏡(自分を癒すケアグッズ)
- 授乳クッション
- 体拭きシート、洗顔シート、歯磨きシート
- ペットボトルオープナー
- コップ
- 保温ボトル、ティーパック
- お菓子、飲み物
- ふりかけ
- 使い捨て箸、フォークなど
- 小銭(100円)
- 中がすけないエコバッグ、風呂敷
- ハンガー、洗濯バサミ
- ファブリーズ
- 耳栓、アイマスク
- ストレッチボール(かたお)
- 骨盤ベルト
- ビニール袋(5〜6枚)
- カイロ
- 冷えピタ、保冷剤、タオル+ビニル袋
- ピュアレーン、馬油
- カメラ
- 月齢カード
帝王切開の時は「おきあがる」動作がめちゃくちゃキツくなります。その時に活躍するのがマジックハンドです。ちょっとものを取る時にナースコールを押すのは気が引けるもの。持っていくのはちょっと大変ですが、あると便利です。
スマホがどっかいってしまわないように、ストラップをつけておくのもオススメです。ティッシュは意外と使うので持っていきましょう。箱がかさばるので袋入りのティッシュもオススメ。布でできたぶら下げるティッシュケースがある人は持っていきましょう。
病院は乾燥するので、加湿器、保湿クリーム、リップ、のど飴などの乾燥対策グッズを持っていくのがオススメです。
いい香りがするものなどをもっていくと自分の癒しの時間になりますよ。メンタル維持のためにもオススメです。
授乳クッションは産院で用意されていることが多いです。持っていく前に確認しましょう。用意はあっても数が少ないこともあります。最悪枕で代用も可能です。一方で持っていくと、自分の食事の時に背中にいれたりできるので便利です。
産後すぐはお風呂に入るのも一苦労。病室が暖かい&産後熱を出してしまい汗をかくことも。さっぱりできるボディシート類もオススメです。
コップ、お箸などは産院に用意があることも。事前に確認を。お湯がある産院ならティーパックを持っていくのもオススメです。病院食が美味しくないところ(言い方)は、ふりかけをもっていくとメンタルが保たれます。
入院中にコインランドリーを使う場合は小銭・汚れ物を入れる袋を忘れずに。(洗濯にいくのも大変なので、洗濯せずにすむようなパッキングができれば最高です)
相部屋のときはアイマスクや耳栓をもっていくのもオススメです。産後は自分のペースで眠れることは稀。眠れそうな時にしっかり入眠できるよう、自分にあったグッズがあれば持っていきましょう。
骨盤ベルトは使った人、使わなかった人がいるので口コミを調べてみてください。メルカリにも美品がでているので迷う方はそちらをチェックしてもよいかと。
産後熱が出る人が多いです。その時にカイロや冷えピタがあるといいです。こちらも産院で代わりになるものをもらえる場合が多いので、荷物に余裕があったらでOKです。
乳首は切れます。切れてからでは遅いので、予め乳頭保護クリームを持っていくことをオススメします。ピュアレーンが人気です。助産師さんには馬油をオススメされました。
新生児はとても尊いです。記念撮影できる余裕がうまれたら写真撮影を。スマホでもOKですが、お気に入りのカメラがある人はぜひ持って行ってくださいね。
帝王切開の時は円座クッションは活躍の場がないそうです。荷物がふえるので持っていかなくてよさそうですね。
入院前に確認したいこと
荷造りをしたら、入院の前に産後に必要なものをしらべておくと安心です。
帝王切開後の傷テープを調べる
帝王切開後の傷口ケアにテープを貼ることが多いです。入院中に産院でオススメのテープやケア方法を聞けると安心です。医師に処方してもらうテープ(エクラープラスター)もあります。処方されるかは医師の診察次第ですが、気になる人は聞いてみましょう。
産後、テープを交換せずに膿んでしまったという人も。説明書をしっかり読んで使い方を守りましょう。公式サイトへリンクを貼っています。見比べてみてくださいね。
お金まわりのこと
出産にはお金がかかります。助成金や還付制度などをあらかじめ調べて、もらえるものはもらいましょう!
- 医療保険の確認
帝王切開は手術にあたり保険がおりることがあります。自分の入っている保険が該当するか事前に確認しましょう。保険によっては「医師の診断書が必要」「明細が必要」などありますので、必要な書類を確認し、入院中に手配できるようにしましょう。
- 医療費控除
出産に関する費用は所得税の還付を受けられます。その際、家計をともにする人が確定申告をする必要があります。
- 職場の健康保険
職場の健康保険で「出産手当金」でることがあります。制度があるか確認してみましょう。労働組合が「出産祝金」をだしている会社もあります。もらえるものはもらいましょう(笑)
私の会社では、出産証明書(母子手帳)のコピーを人事に提出したらもらえました。
- 居住地の出産助成金
住んでいるところによっては、出産助成金、祝金がでるところがあります。市区町村のHPをチェックしてみましょう。
- 高度療養費制度/限度額認定証
高額療養費制度は、高額な医療費がかかったときに、自己負担限度額を超えた費用を払い戻してもらえる制度。年収によって自己負担限度額は異なります。
事前に申請をして「限度額認定証」をもらうと、窓口での支払い額が高度療養費制度利用後の金額になります。あとで還付されるとはいえ、入院・手術代はけっこうするもの。あらかじめ準備できるといいですね。
産後の家事を楽にする
このご時世、里帰りをしない人も多いでしょう。少しでも家事を楽にする準備をできるといいでしょう。ルンバ、食洗機の導入、家事代行サービスの利用なども検討できるといいですね。
個人的にオススメは「ワタミの宅食ダイレクト」です。塩分やカロリーに配慮された冷凍おかずが届くサービスです。冷凍なので保存ができ、食べたいタイミングでレンチンしてすぐ食べられるのが便利です。(常温のお弁当やミールキット は賞味期限が短いので食欲なくても食べないといけなかったり、圧があったので…)
コンビニ弁当よりさっぱりしてて、生協の冷凍弁当よりおいしかったです
おわりに
産院に用意があるものも多いです。産院に指定されているものもあります。(スリッパはかかと付きなど)準備をはじめるまえに、必ず確認しましょう。
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